搭乗者傷害補償保険の補償範囲について

搭乗者傷害補償保険は、保険に加入している車の搭乗者が、事故によりケガをしたり、死亡した場合に、その過失の有無に関係なく補償される保険のことをいいます。
この保険の補償が及ぶ範囲としては、保険約款には自動車の「正規の乗車装置」または「装置のある室内」に乗っている人であることが示されており、契約者本人や家族以外の第三者もカバーできます。
ここでいう「正規の乗車装置」は、要するに衝突時に転落するおそれのないシートベルトなどの安全装置がついた座席のことです。「装置のある室内」は、座席のある室内の床や通路にいる場合も含まれることをいいます。
ただし、荷物スペースと運転席とが壁のようなもので仕切られている貨物車などは、後部の荷物スペースにあたる部分は車室外とみなされます。判例では、座席を倒して荷台に突っ込んで仮眠していたところ、他の車に追突されて後部の荷台の扉から車外に投げ出されたというケースについて、保険の対象として認めないとしたものがあります。
また、いくら座席に座っていても、正規の乗り方ではない違法な乗り方をしていた場合も対象外です。窓から大きく身を乗り出すハコ乗りがそれにあたり、違法ドラッグや酒気帯びで判断力が低下したまま運転席に座って運転していた場合も同様です。

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